君はあの部屋で

君があの音楽を流してあの匂いのなかで、あの部屋で過ごしている。朝は朝日を浴びたりまだ暗いから浴びなかったりして起き上がって出かけて、そして夜は冷えて帰ってくる。独り言を言ったりあくびをしたり濡れた髪を乾かしたりして、あの部屋で過ごしている。そのことがうれしい。あの、灰色の部屋。暖かかったのに、思い出すとつめたい。今日も生活してるんだなと思うと、体が満たされる。