「ご飯粒って皆何も考えずに食べてるけど、実はつぶつぶして気持ち悪いものなんじゃないか」という違和感を押し出した作品を多摩美の学生さんが作って話題になった。 猫のこの写真を撮っていたら、「猫って、いつも私はかわいいかわいい言ってるけど、毛の集…

詩的言語の方が切実で近くて力が抜けて心地いい。誰にでも、同じように意味が通じる文章でないといけないのは、もう学校を卒業したんだから、終わったんだ。論理に飛躍があったって、矛盾していたって、「〜〜だけど〜〜じゃない」みたいな言い方だって、い…

君はあの部屋で

君があの音楽を流してあの匂いのなかで、あの部屋で過ごしている。朝は朝日を浴びたりまだ暗いから浴びなかったりして起き上がって出かけて、そして夜は冷えて帰ってくる。独り言を言ったりあくびをしたり濡れた髪を乾かしたりして、あの部屋で過ごしている…

23年

親に対する恨みがたくさんあったことに今さら気づいている。 親は私に関心を持っていると実感しないまま、私は大きくなってしまった。その後どんなに償うように話を聞こうとしてくれても、「罪悪感からやってるのね、はいはいもういいよ」と思ってしまう。 …

あなたはそのまま、そこにいて

口紅は、手に入ったときにはもう死んでいる。 店頭で見かけたとき、買って帰って家で眺めているとき。それが楽しいのであって、あのディスプレイから離れ、パッケージやケースから出て、口紅が「唇に付いた色」となったときには、もう、つまらないのだ。口紅…

お前は勝手にそうやって生きてろ

僕たちは合わない者同士だったんだよ。それをお前がずるずると引き止めていただけの事。僕は面倒になって、感情を持つことも抵抗もしないようにした。ここを直すから、そしたら一緒にいてくれるよね、という言葉を何回も浴びられたけど、僕はお前の変えられ…

女の人の脚、足が好きだ。見られたくない仕草、きっと誰も見ていないであろうと思ってする仕草を見ているのもとっても好きで、おもしろい。 いつだったか電車の中でいいものを見たんだけど、今だにその映像を思い出して喜べる。 ストッキングにパンプスを履…

脇目も振らず

奥まで入り込むのがこわい。 自分がずっと話してる状態が不安で、一つのことについて深くまで話せない。思考についても同じ。他人についても興味津々であると思っているけど、本当は怖いと思ったらそれ以上踏み込んで聞けない。 一つのことに没頭していると…

いらない

なんでこんなに自分の予感が当たってしまうんだよ、いらない、こんな能力。 あのあと予感通り絶望に落ちていった。

絶望

23歳の誕生日の翌日の夜、数時間前に家族や友人に祝福された人間にはあまり似つかわしくない、明るくない考えを抱いた。 aikoの歌に時々ある「実存」という感じが、わたしはとても好きだ。aiko『泡のような愛だった』収録「あなたを連れて」の次に「距離」が…

ばななメモ 『おとなになるってどんなこと?』ちくまプリマー新書 『デッドエンドの思い出』文春文庫 『サウスポイント』中公文庫 『ハゴロモ』新潮文庫 『海のふた』中公文庫

放心

口頭試問が終わり、卒論が私のところに帰ってきた。 私が要旨を説明した後で「ここはどういうことか」ということを五個くらい聞かれて答えて、それに対し少し付け加えられるという形だった。 教授から補足されたことは一貫して「可能性についてはいいけど、…

卒業論文が終わっちゃう。どこかへ行っちゃうよー。(担当の教授のところへ行って2月の頭には帰ってくる。)

やり直したい

最近、昔の夢ばかり見ている。昨日の夜は前まで通っていたピアノの教室に行っていた。これまでに、小学校の時の友だちとか、そのお父さんとか、高校で英語の担当だった先生とか、久しぶりな人たちをたくさん見てきた。昼間は一度も思い出さなかったのに、夢…

汗をかいた

最近、肌をきれいにしたくて、色々やっている。化粧水を変えたり洗顔に気をつけたりしていて、少しすべすべになったような気がするけど、劇的な変化はまだ起こっていなかった。 ところが昨日、ずっと気になっていた鼻の毛穴が1箇所あったんだけど、そこにつ…

雨と風の晩に、私の身体を潤したもの

よしもとばななの『キッチン』を読んだ。 私には、タイトルはもちろん知ってるけど読んだことのない本や漫画、観たことのない映画やアニメってたくさんあって、私はそれが結構大きな恥だと思っている。映画『スタンド・バイ・ミー』は大学二年になってようや…

長年の謎

お父さんがトイレにいるときは、トイレの中だけ別の世界なんだと思う。 私の父は、長い時間トイレにこもることがよくある。ほとんど毎日だろうか。休みの日は三回くらいあると思う。不思議なのは、声をかけるとすぐに出てくること。本とか雑誌をいつも読んで…